2012年03月21日
涙の最終回
昨日は八尾大会の三回戦
序盤、中盤と固さからエラーでピンチを作り
全て得点される苦しい流れ
相手は無難に守備をこなし時にはファインプレーで波に乗る
それでも4月から千葉へ引っ越す偉成と1試合でも多く
野球をしようと挑んだ今回の八尾大会
選手は諦めず、体でボールを止め、必死にくらいついた
そして六点ビハインドで迎えた最終回…
ランナーが出たのでベンチに代走や次の想定を指示しようと
選手達を見たら…
泣いていた…
大声をあげながら泣いていた…
普段怒られても泣かない選手も
普段クールな選手も
試合に出てない選手も
みんな泣いていた…
そんな中、ワンアウト満塁のチャンスを作り
代打に凌史と航を送る
航は小学生から偉成と友達
足の爪の怪我で最近は裏方でチームをサポートしてくれている
『絶対に代打で出すから』前から航と約束していた
それが、こんな形で訪れるとは…
ワンアウト満塁で代打に出してゴロを打てば早く走れない航は
ダブルプレーになるから…凌史を先に代打に
結果は二人とも三振に
航が最後に見送った外角のストレートに
審判の右手が上がった瞬間・・・
ネクストに居た本来の四番でこの日は一番バッターの
康が泣き伏せて動かなかった…
悲しかった…
辛かった…
かける言葉が見つからなかった…
偉成がベンチでうずくまって泣いて居た
胸が熱くなった…
そしてベンチを後にする時に、神代副代表の涙を見た…
また泣けて来た…
選手達は球場の外でも泣いて居た…
そしてミーティング
いっぱい褒めてあげた…
選手の泣き顔を見て言葉につまりながら…
いっぱい褒めてあげた…
引退試合じゃ無いけど、
こんな思いで野球をしてくれる選手になったことが嬉しかった
そしてミーティングを終えて離れた場所から見ていると、
ずっと選手達で話している
最後のバッターになった航から
『みんなゴメン…』って
泣きながら言っていたそうで…
また、みんなで泣いていた…
本当にずっと泣いていた…
凄い子供になってきている
こんな子供達と一緒に野球が出来て最高だと思う
昨日のベンチは一生心に残る素晴らしい時間…
選手18名
スタッフ4名
きっと忘れない…
夢の中の素敵なドラマの様でした…
ありがとう…ブレーブスのジャリボーイ達
きっと純粋に頑張った過去の自分を将来振り返った時
笑顔と勇気と誇りが詰まった心の宝箱になっているだろう・・・
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- at 15:41
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